私の家は、土地の場所が囲繞地になります。
古屋付土地を購入し、そこで古屋を解体して新しく家を新築しました。
あとから来た私たちが家をすぐに建てたので、周りの人から反感を持たれてしまい、下水を通す排水管を通さないなど隣接の家からいじわるをされました。
それでは生活ができないので困っていると、下水を通す排水管を埋める土地を買い取れと言われ、囲繞地のため通らざるを得ない場所を通さない、通るなら通行料を払えなど、今思い出しても心臓が苦しくなるような底意地の悪い行為をいろいろされたんです。
わたしたちも若い夫婦だったので、周りに言われるままに謝ったりして、いつかはわかってもらえると耐えていましたが、あるときふとどうして自分たちばかりがこんなつらい思いをしなければいけないのかとバカバカしくなって、市が行っている無料相談で紹介してもらった弁護士に相談したんです。
法律のプロが言うには、法律上は私たちになんの落ち度はなく、囲繞地の通行料なんてありえないということでした。
また下水を通す管を通さないなら、以前に建っていたその古屋はどうしていたんだということで、もう一度登記をしっかり調べるようにとアドバイスを受けました。
無料で相談できるのは30分だったので要点をまとめていったので時間をオーバーすることはありませんでした。
そのあとすぐにそのアドバイス通りいろいろ調べなおしてみたんです。
そうすると隣人の話は嘘ばかり。
下水を通す場所はもともとうちの土地でした。
囲繞地の住人はその道を通る権利は保障されていて、そこに通行料なんて発生するはずがないものでした。
それでこちらも強気になって対抗し、最終的には調停となりました。
その結果、相手の非だけが認められ、町内会長さんにもその経緯を相談し、結局、今度は相手が村八分の状態になり、現在も孤立しています。
後味は悪い結果となりましたが、理不尽な言いがかりから自分たちの身を守るにはこうするしかなかったと今でも思います。